本記事ではキャンペーン管理機能の「ストーリー（シナリオ）」についてご紹介します。
はじめに
ストーリー（シナリオ）を設定してできること、目的
- 見込みの高いHOTな顧客（以降：ホットリード）を醸成する
→ キャンペーンの対象者に対して施策を行い、リードを醸成します - ホットリードを検出する
→ 実施した施策に対して対象者の行動をスコアリングし、キャンペーンで設定した
「HOT閾値」を超えた場合にはホットリードとして検出します
※スコアリング ＝ 点数をつけること
できることのイメージ
- 対象者に対してステップメールを送信し、
メールの開封、URLクリックに対してスコアリングをする - 対象者がWebフォームに入力を行った場合に、スコアリングをする
- セミナーを開催し、出席となった対象者に対してスコアリングをする
以下のようにシナリオ（ストーリー）を実施し、見込み度の高いリードを発掘するための行動を
自動化することができます。
ストーリーとは？
上記「できることのイメージ」が該当します。
キャンペーンを構成する要素の1つのことで、単一または複数のシナリオで構成されます。
キャンペーン管理はストーリーを実施し、
見込み度の高いリードや目的に応じたリードを抽出することができます。
シナリオとは？
ターゲット（対象者）に対して実施する施策の1つのこと。
リードに対してどのようなアクションを行うか、
リードのアクションに対してどんなリアクションをするかを設定します。
リアクションでは、スコアリング、メールの送信を行うことができます。
▼関連FAQ
キャンペーンとストーリー、シナリオの関係性がわかりません
設定可能なアクション
ホットプロファイルのシナリオで設定できるアクションは3つです
対象リードのアクションに応じてリアクションを設定することができます。
リアクションの種類は以下の3つです。
- メールを送信する
- スコアをつけてメールを送信する
- スコアをつける
| ポイント ～シナリオ（施策）設計時に決めること～ | |
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MAツールを活用して成果を出すためには、シナリオ（ストーリー）の設計が不可欠です。 シナリオ（ストーリー）は Who, When, What を意識して設計することが重要です。
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運用イメージ
新製品紹介＆見込み客発掘
※注釈 1※
手法１：キャンペーン管理作成時に企業属性で基礎スコアを付与し、
反応なしリードの中で合計スコアが高いリードにタスクを登録して営業フォローを実施する
手法２：反応なしリードの中からリード属性や企業属性でターゲットを検索する
（会社規模や役職などを条件に設定）→ 抽出したリードにタスクを登録して営業フォローを実施する
※注釈 2※
1. Webフォーム「回答あり」のリードがHOTリードとして抽出されるようにキャンペーン管理のHOT閾値を設定する
2. HOTリードとして抽出されたリードに対してタスクを登録して営業フォローを実施する
セミナー開催（集客からフォローまで）
※注釈 3※
1. セミナー「参加」のリードがHOTリードとして抽出されるようにキャンペーン管理のHOT閾値を設定しておく
2. HOTリードとして抽出されたリードに対してタスクを登録して営業フォローを実施する
ステップメール
設定方法
ストーリー／シナリオを新規作成する
1. [ マークティング ] - [ キャンペーン管理 ] をクリックします
2. [ キャンペーン管理 一覧 ] 画面からシナリオを設定したいキャンペーン名をクリックします
3. [ キャンペーン管理詳細 ] 画面 の [ ストーリー ] タブをクリックします
3. [ 新規登録 ] ボタンをクリックします
4. 作成したいストーリーの情報を入力します
■項目説明
| 項目名 | 操作内容 |
| ストーリー名 |
作成するストーリーの名前を入力します どんな施策かが分かるように入力することをおすすめします |
| ステータス | 「有効」の場合にストーリーが実施されます |
| ストーリー実施期間 |
この期間内にストーリーを実施します ※期間を過ぎたストーリーは実施されません ※キャンペーン開催期間内（開始日～終了日の間）で設定する必要があります |
| ストーリー説明 | ストーリーに関する補足説明を入力します |
| ストーリーテンプレート |
事前に登録済みのテンプレートを呼び出すことができます ■詳細はこちら：ストーリーテンプレートはどこから作成できますか？ |
5. [ シナリオを追加する ] ボタンをクリックします
6. シナリオの基本情報を入力します
■項目説明
| 項目名 | 操作内容 |
| シナリオ名 |
作成するシナリオの名前を入力します どんなシナリオかが分かるように入力することをおすすめします |
| ステータス | 「有効」の場合にシナリオが実施されます |
| 実施期間 |
この期間内にシナリオを実施します ※期間を過ぎたシナリオは実施されません ※ストーリーの実施期間内（開始日～終了日の間）で設定する必要があります |
| シナリオ説明 | シナリオに関する補足説明を入力します |
7. シナリオで実施したい内容を設定します
■STEP1のアクションがメールの場合STEP2では、STEP1に対するリードのアクション（URLクリックあり／開封あり／未開封）に対してのリアクションを設定します ※メールの対象者について※ メール作成画面で設定した対象者は使用せず、シナリオ内の対象者設定で設定された条件に当てはまる なお、対象者設定で設定されている条件に当てはまるリードが追加で検出された場合には、 ※シナリオの実施期間中の場合にのみ動作します
■STEP1のアクションがセミナーの場合STEP2では、STEP1に対するリードのアクション（出席／欠席／回答なし）に対しての
■STEP1のアクションがWebフォームの場合STEP2では、STEP1に対するリードのアクション（回答あり／アクセスあり／アクセスなし）に対しての 動作例1）Webフォームに回答したら翌日7時にメールを配信する場合 動作例2）Webフォームに回答したら翌日9時にメールを配信する場合 ※動作例1と2で送信タイミングが違うのは、キャンペーンやシナリオのメール送信対象者が |
8. 最後に [ 登録 ] ボタンをクリックでストーリーの作成完了です
▼ストーリー作成完了後画面のイメージ
補足事項
- シナリオは最大で STEP6 まで設定できます
※STEP6で設定可能なリアクションは [ スコアをつける ] のみ - 1つのストーリーに対して、最大で10個までシナリオを設定できます
運用ポイント
| シナリオ設定時は階層を深くしすぎないようにご注意ください！ | |
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階層を深く作成＆設定してしまうと以下のような問題が発生する可能性がございます。
そのため、初めはシナリオは1階層、リアクションも1階層までの設定がおすすめです。 例） メール未開封の顧客に対して1週間後件名を変えて再度メールを送信し、閲覧率アップの施策を自動化する |
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ストーリー／シナリオを使った運用例
運用例 1：契約開始したお客様への定期メール配信作業を自動化
背景・シーン
契約を開始したお客様に対して、時期により以下のメールを配信する作業を自動化する。
- 契約時のメール配信
- 契約より1カ月後のフォローメール配信
- 契約より3カ月後のフォローメール配信
メリット
配信作業の自動化を実現
イメージ
運用例 2：一斉メール配信後、顧客のクリック状況により、再配信（プッシュ活動）を自動化
背景・シーン
セミナーの訴求・集客活動でのメール配信にあたり、顧客の反応により再配信（プッシュ活動）を自動化する。
- 一度でも見てくれたお客様 ：さらに後押し(プッシュ)するメールを送信
- 未開封の可能性があるお客様：題名のみ変更し、メールを開封させるための再訴求メールを配信
メリット
お客様の反応にあわせ適切な情報を提供することで、配信効果の向上を実現
イメージ
運用例 3：メール配信後の顧客の反応によるスコア付与、自動HOT顧客発掘
背景・シーン
営業アプローチ活動を行う際、活動の精度を向上するために、本当にアプローチすべきお客様を絞り込み、
効率良く成果を出したい。
そのために、興味・関心の高いお客様を自動で特定する。
メリット
御社に興味を示しているお客様を可視化し、ターゲットを絞って効果的にアプローチをすることが可能
イメージ
ストーリーに関するQ＆A
| Question | Ansewer |
| 実際に施策が実行されるにはどのような状態になっている必要がありますか？ |
以下のすべて該当するものが実行の対象です。
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| スコアリングされるタイミングは？ | スコアリングは AM2:00-AM8:00 の間に実施します |
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新たに検出されたリードが |
自動追加は AM2:00-AM8:00 の間に実施します |
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シナリオのメールの対象者が自動追加されるタイミングは？ |
自動追加は AM2:00-AM8:00 の間に実施します |
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テキスト形式でもメールの開封、URLクリックを検出することはできますか？ |
できません。 |
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対象（ターゲット）のアクションが数日後に変わるケースもあると思いますが、その場合さかのぼって処理が実施されますか？ |
STEP2以降でメール配信が実施されている場合はさかのぼっての処理は実施されません。 ▼さかのぼって処理がされないパターン 上記の通り、既にSTEP2のメール配信がされている場合、遡っての処理は実施されません。 ▼さかのぼって処理がされるパターン 上記の通り、既にSTEP2のメール配信がされていない場合、遡っての処理が実施されます。※処理が置き換わるイメージです |