本記事では「キャンペーン管理機能」の概要と基本操作についてご案内します。
はじめに
MA(マーケティングオートメーション)とは?
数多くの顧客に対してマーケティングアプローチを実行し、興味関心を高め、
営業がアプローチすべきタイミングで、優良見込み客として発掘を自動化する仕組みです。
ホットプロファイルのMA機能ならではの特徴
こんな課題はありませんか?
- 対面での展示会ができず、新規顧客が獲得できない……
- MAツールを入れようと思っても、肝心の顧客データが揃っていない……
- HOTな顧客を見つけても、営業とマーケティング部門がかみ合っていない……
ホットプロファイルで、これらの課題を解決できます!
■顧客データの整備、分類を自動処理
名刺管理と連動しているため、MA運用で課題となりがちな以下をあらかじめ自動処理された状態でスタート可能です。
- リード(見込み顧客)データの整備、名寄せ、最新化
- 企業属性や部署、役職などでの分類
■かんたんに顧客をターゲティング・セグメント可能
既にリードデータの下処理がされているため、アプローチ施策に応じた顧客の抽出を非常にかんたん、
かつ柔軟に行えます。
■営業の対応とマーケティングが完全連動
営業へパスした後の対応まで情報が連携しているため、営業とマーケの分断が起きにくく活動の成果を可視化できます。
キャンペーンご利用の流れ
キャンペーンご利用の流れは以下の通りです。
STEP1:ターゲット策定
■訴求対象の明確化
例)訴求対象:BtoBビジネス業、100名以上
→ 施策(キャンペーン、メール)の対象として設定する
■HOT条件の決定
例)情シス部門、課長職以上が興味を示したらHOT(見込みが高い)と判断する
→スコア条件として設定する
STEP2:メール配信&反応キャッチ
■開封率が高まる方法で送信
手法:A/Bテストメール、ステップメールによる自動化
メール開封、URLクリック、Webサイト閲覧履歴から反応を把握
顧客の反応をスコアリング(評価)し、HOT対象を自動で判定&通知
※アクセス履歴を取得するためには、お客様側のWebページにトラッキングタグを埋め込んでいただく
必要があります。
STEP3:HOTな顧客を営業へパス
■タスクとして顧客フォローを営業に対応依頼
営業の対応状況と成果を見える化
※タスク機能はご契約内容によってご利用いただけない場合がございます
キャンペーンを作成/運用したいとき
キャンペーンの作成、運用に関してステップごとにご案内します。
STEP1:ターゲットを策定する
■事前準備
営業部門ごとに「アプローチしたい顧客像」をヒアリングします
例)
- こんな顧客ならすぐにアポを取ってアプローチしたいという顧客像
→ 企業規模、部門などの「顧客属性」をターゲットの抽出条件に設定可能 - 「興味関心が高い」と判断できるWeb閲覧ページ
→ Web閲覧履歴(どのページ?何回アクセスした?)をターゲットの抽出条件に設定可能
分類 | 対象 | 条件 |
顧客属性 | 企業規模 | 1,000人以上 |
部署 | 情報システム部門 | |
役職 | 課長職以上 | |
接触履歴 | Web閲覧 | ページA,Bを両方3回以上閲覧 |
タスク | 現在実施中のタスク無し |
ポイント | |
営業と合意した条件の顧客でなければ、なかなか営業は動きません。 複雑なシナリオを設計するよりも、 「営業がアプローチしたい」と思う顧客を見つける &醸成することが重要です! |
■キャンペーン作成手順
実施する施策のターゲット、スコア条件を設定します。
キャンペーンは以下の流れに沿って作成します。
1. 黒帯の [ マーケティング ] - [ キャンペーン管理 ] をクリックします
2. [ 新規登録 ] ボタンをクリックします
3. 画面の案内に沿ってキャンペーンを作成します
# | 手順 | 詳細 |
1 | キャンペーン概要 |
キャンペーンについて動画でご紹介します |
2 | 基本設定 |
キャンペーンの基本情報を設定します
|
3 | 対象者選択 |
「アプローチしたい」対象の条件を設定します
|
4 | HOT通知設定 |
※スコアリングは2種類あります ▽利用例 |
5 | 設定確認 |
1~4の設定内容を確認します。 |
STEP2:メール配信&反応をキャッチする
■事前準備
送信するメールの内容を作成しておきます。
ターゲットに合わせて適切なコンテンツを検討します。
■操作手順
※シナリオメール(メールの自動化)を実施したい場合はこちらをご覧ください
1. [ マーケティング ] - [ キャンペーン管理 ] - [ キャンペーン管理 一覧 ] 画面にて作成したキャンペーンを表示します
2. [ 対象者 ] タブから配信対象者を検索します
※キャンペーンの対象者全てに対してメール配信したい場合は、[ 対象リード ] を選択でOKです
3. [ メール ] ボタン - [ 全ての検索結果を対象にする ] をクリックします
※一覧から更に対象を選択したい場合は、対象リードにチェックを入れ、
[ このページでチェックしたものを対象にする ] をクリックします
4. メールの配信形式を選択します
※それぞれの配信形式、メール作成画面については以下をご覧ください
5. メール送信後、配信結果を確認できます
※配信結果確認の詳細はこちら(メール配信結果を確認したい)をご覧ください。
STEP3:HOTな顧客を営業へパスする
見込みの高いHOTなお客様を見つけたら営業/担当者にパスしましょう。
- サマリータブからキャンペーン対象リードの反応割合をチェックできます
- HOTリード発生時には通知を受け取ることができます ※設定はこちら
- 営業にタスクを割り振ることができます ※ご契約内容により「タスク」機能が利用できない場合がございます
- 顧客へのアプローチ状況、案件進捗情報もホットプロファイルで把握できます
■HOTリードの確認手順
1. 黒帯の [ マーケティング ] - [ キャンペーン管理 ] - 対象のキャンペーン名 をクリックで
サマリー画面を確認できます
2. HOT の [ リード表示 ] ボタンをクリックします
3. [ 対象者 ] タブでターゲット抽出した画面が表示されます
4. ステータスがHOTとなっているリードがHOTリードです
※[ 対象者 ] タブから直接検索、確認することも可能です
■ステータスの意味
- HOT:合計スコアが「HOT閾値」以上
- 反応あり:ストーリー(シナリオ)でスコアが加点されているが「HOT閾値」には達していない
- 反応なし:ストーリー(シナリオ)でスコアが加算されていない、またはストーリー(シナリオ)を設定していない
発掘したHOTリードを営業/担当者にパスしたいとき
※ご契約内容により「タスク」機能が利用できない場合がございます
1. [ キャンペーン管理詳細 ] 画面 - [ 対象者 ] タブ でHOTリードを抽出します
2. パスしたいリードにチェックを入れ、[ タスク ] ボタンをクリックします
3. [ タスク一括登録 ] 画面が表示されたらパスしたい内容を入力し、
[ 登録 ] ボタンをクリックでタスクの登録(営業/担当者へのパス)が完了です
※担当者に動いてもらう/円滑な連携のため、パスの経緯や背景等をなるべく詳細に記載することを
おすすめします
通知サンプル
HOT通知
合計スコアがHOT閾値以上になったリードを発見した場合、以下のようなメールで通知されます。
通知タイミング:通知対象が存在している場合に1日1回通知
件名:ホットリードを【5人】追加しました。 本文: HotProfileからのお知らせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■キャンペーン管理ページ |
追加候補リード通知([ 条件に当てはまるリードが増えた場合には自動で対象者に追加する ] に
チェックが入っている場合)
対象者の抽出条件を満たしたリードが発生しキャンペーンに自動追加された場合、以下のようなメールで通知されます。
通知タイミング:通知対象が存在している場合に1日1回通知
件名:キャンペーン対象者【5人】を追加しました。 本文: HotProfileからのお知らせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■キャンペーン管理ページ |
追加候補リード通知([ 条件に当てはまるリードが増えた場合には自動で対象者に追加する ] に
チェックが入っていない場合)
対象者の抽出条件を満たしたリードが発生した場合、以下のようなメールで通知されます。
通知タイミング:通知対象が存在している場合に1日1回通知
件名:追加候補リード【5件】を発見しました。 本文: HotProfileからのお知らせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■キャンペーン管理ページ 追加候補リードを確認し対象者に追加してください。 |
サマリー
週次でキャンペーンに関するサマリーがメールで通知されます。
通知タイミング:毎週日曜日
件名:キャンペーンサマリー:今週の活動状況 本文: HotProfileからのお知らせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施期間:2020/11/01 ~ 2020/12/31 ・先週の送信メール ・今週の送信メール 2020/12/01 10:00 セミナーリマインドメール ■キャンペーン管理ページ |
リードワークフロー機能
リードの状態が「HOT」または「反応あり」に変化した際、自動的に営業アプローチリストに対象リードを追加&担当者に通知することができます。
見込みの高い顧客の早期フォローなどにご活用ください。
よくあるご質問
Q1. メール送信を自動化したい
A1. ストーリー(シナリオ)を利用することでメール送信を自動化できます。
■詳細はこちら:<キャンペーン管理>ストーリーの概要と作成方法
Q2. キャンペーンを登録しようとすると、「キャンペーン登録数が○件を超えているため登録できません」となる
A2. 登録可能なキャンペーン数はご契約内容によって異なります。お手数ですが不要なキャンペーンの削除か、上限追加をご検討ください
※ステータスが無効、実施期間が終了しているキャンペーンもカウントの対象ですのでご注意ください
Q3. キャンペーンの対象者から特定のリードを削除(除外)したい
A3. 恐れ入りますがキャンペーンの対象者に追加したリードを対象者リストから削除(除外)することはできかねます。新規でキャンペーンを作成いただくか、対象リードの除外をご検討ください。
■詳細はこちら:<キャンペーン管理>「リード除外」をした場合の動作
Q4. キャンペーン追加候補リードを対象者に追加したい
A4. 以下の手順で追加候補リードの追加が可能です
1. 対象の [ キャンペーン詳細 ] 画面 - [ 対象者 ] タブを開きます
2. [ リード追加 ] ボタンをクリックします
3. [ ターゲット追加 ] 画面下部の [ 追加候補リード一覧 ] 下の [ 追加 ] ボタンから対象者追加が可能です
※一部対象のみ追加したい場合:チェックを入れて [ このページでチェックを入れたものを対象にする ]
候補全て追加したい場合: [ 全ての検索結果を対象にする ]
Q5. 追加候補リードではなく、新しい条件で対象者を追加したい
A5. 以下手順で新しい条件でのリード追加が可能です
1. 対象の [ キャンペーン詳細 ] 画面 - [ 編集 ] ボタンをクリックします
2. 「対象者」欄の [ 追加 ] ボタン - [ 新たな条件で追加する ] を選択すると、新規条件での対象者追加が可能です
Q6. [ サマリー ], [ ストーリー ] タブの「今後のスケジュール」には何が表示されますか?
A6. シナリオ内のSTEP1に設定されたアクションの中で、未来に実施予定のメールとセミナーの情報が表示されます。
※ストーリー、シナリオのステータスが有効のものが対象
※施策開始日(メールの配信予定日/セミナーの開催日時)が表示日起点で未来日付になっているものが対象
Q7. [ サマリー ], [ ストーリー ] タブの「過去の施策」には何が表示されますか?
A7. シナリオ内のSTEP1に設定されたアクションの中で、過去に実施したメールとセミナーの情報が表示されます。
※ストーリーのステータスが有効のものが対象
※シナリオのステータスが無効、または未実施のアクションは対象外
Q8. ターゲットの抽出例が知りたい
A8. 以下抽出例です。(※カスタム抽出を利用)
このように、商談管理機能(SFA機能)をご契約いただいている場合は現在進行中の商談を実施中の顧客をターゲットとしたキャペーン活動が可能です。
対象機能 |
項目名 | 抽出条件 | 含む・含まない |
リード管理 | メールアドレス | @ | を含む |
企業属性 | 業種 | 小売・卸売、IT・広告・マスコミ、製造・機械 | を含む |
メール配信履歴 | 送信日時 | 過去30日以内 | を含まない |
報告管理 | 対応日時 | 過去30日以内 | を含まない |
商談管理 | 商談ステージ | 受注、失注 | を含まない |
Q9. HOT閾値、スコアリングの設定例が知りたい
A9. 以下設定例です。
HOT閾値=120
対象機能 |
項目名 | 抽出条件 | 含む・含まない | スコア |
部署/役職カテゴリー | 部署カテゴリー |
|
を含む | 30 |
部署/役職カテゴリー | 役職カテゴリー |
|
を含む | 30 |
企業属性 | 従業員数 |
※従業員数(規模)ごとにスコア設定することも可能です |
を含む |
30 |
Web閲覧履歴 | アクション数 | 3~99 | を含む | 30 |
メール配信履歴 |
URLクリック詳細ページグループ |
製品/プラン/料金ページ(のURLと一致する) | を含む | 30 |